凄ワザ吹替え
 
2010年より、「吹替えをもっと観てほしい」「吹替えをもっと知ってほしい」「吹替えのおもしろさを伝えたい」という目的のもと「ふきカエル大作戦」ホームページがスタートし、吹替え版の魅力を幅広く発信してきました。
 
スタートから5年目を迎える今年、吹替えを振興させる次のステップとして、「ふきカエル大作戦」から新たな吹替えを発信し、その魅力を伝えるプロジェクト=「ふきカエル大作戦」“凄ワザ吹替え”プロジェクトを立ち上げました。
 
 
その“凄ワザ吹替え”の制作方針です。
 
1.単なる原語の訳としてではなく、日本語に置き換えた時により面白くなるように妥協なき言葉選びを施した脚本作り
 
吹替版を観て、「普段こんな言葉を使わないよな」「ここで、こういった不自然な返し?」のような違和感を感じたことはありませんか?
そういったケースが起こるのは、原語に無理に日本語を合わせたことが主な原因かもしれません。“凄ワザ吹替え”は、原語の直訳にはこだわらず、原語の持つニュアンスを汲み取って日本語らしい言葉に置き換えることで、しっくりした吹替版をめざします。
今回の対象作品はコメディなので、場合によっては原語と異なる笑いを追求し、海外と日本で異なる“笑いのツボ”の「壁」を破る脚本を練り上げます。
 
2.キャラクターの魅力やイメージに最も合う声優をキャスティング
 
吹替版で、キャラクターと声がしっくりこないと感じたことはありませんか?
オリジナルの役を演じている俳優の声に似た声優ばかりを配役することが、その原因のひとつかもしれません。もちろん、声優の演技に問題があるのではなく、例えば、どっしりとした体格の俳優なのに声が甲高い場合、同じ甲高い声の声優だとキャラクターに説得力が出ないこともあります。キャラクターのイメージに合わせて、あえて野太い低い声の声優をアタッチするほうが、より説得力が出る場合があります。マシンガンのように喋るキャラクターなら、声質にこだわらず、早口が得意な声優を配役したほうが、キャラクターが表現したいことを、より的確に伝えることができます。
“凄ワザ吹替え”は、キャラクターの魅力を最大に引き出せる声優を吟味・検討し、適材適所のキャスティングを行います。
 
3.声優のパフォーマンスを最大に引き出す妥協なき演出
 
2のキャスティングにも関連しますが、観客にとって一番魅力的なパフォーマンスを声優が行うためには、演出においても工夫が求められます。説得力のある演技にするために、オリジナルとは敢えて異なる、日本人にわかりやすいトーンの演出指導をしたり、現場で臨機応変に台詞を変更したりといったことが、重要になることもあります。
“凄ワザ吹替え”は、各声優が一番良い演技を行うことができる演出を考え抜き、収録の現場で最大のパフォーマンスを引き出すことをめざします。
 
4.“凄ワザ吹替え”は、とにかく「吹替えが面白い!」「吹替版で観たほうが面白かった!」と言ってもらえるための「ありとあらゆる創意工夫」を、一流の制作スタッフ・吹替え陣が結集して行います!
 
 
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本プロジェクトによって吹替えの魅力を伝え、より多くの人々に吹替えを好きになってもらうことで、吹替えのニーズを高め、さらに多くの「面白い」「楽しい」「質の良い」吹替えが制作されてゆく-そして、もっともっと皆さんに吹替えを楽しんでもらえる、そんな“好循環”の実現をめざします。