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アメリカ大統領選挙から世の中トランプ現象であっちもこっちも大騒動だった2016年もあっという間に終わり、いよいよ新しい2017年の幕開けです。
いったい世界はどうなってしまうのか…。なんて、成るようにしか成りませんよね!!

長谷川のお薦めって事でどうでしょう

そんなわけで、今月の1本目は話題の波に乗ってみようかと。2015年に公開された、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の犯罪映画

『ボーダーライン』

をご紹介します。

アリゾナ州チャンドラーの空気が熱した砂漠に佇む一軒家で、誘拐事件の捜査が行われた。そこはあまりにも凄惨な現場で、FBI捜査官のケイト・メイサー(エミリー・ブラント)と彼女のチームは、容疑者の一人を射殺する。そんな事件のさなか、ケイトは上司の推薦により、国防総省のマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)が率いるチームに加わり、誘拐事件の主犯とされる麻薬カルテルのトップ、マヌエル・ディアス(ベルナルド・サラチーノ)の捜査に参加することになる。エル・パソに移動したケイトは、アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と出会い、ケイト、マット、アレハンドロは特殊部隊と共に国境を越え、メキシコのシウダー・フアレス市に移動する。そこに待つ現実とは…。
そんな臨場感あふれる過酷な物語を、主人公ケイトを東條加那子さん、アレハンドロを菅原正志さん、マットを大川透さんが、リアルに演じられています。
この作品を観ると、アメリカの社会的問題の根の深さと混沌とした戦いが、終わることのないストーリーのように思えてきます。トランプ氏の発言も極端ではありますが、そう考えざるをえない厳しい現実があるということも知ることができます。
 

ラブリーボーン [Blu-ray]

2本目にご紹介するのは、2009年に公開された

『ラブリーボーン』

です。あの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督作品です。

主人公のスージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は天真爛漫な性格の美少女。カメラが趣味で、同じ学校に通うレイに恋をしている。そんなレイにデートに誘われるも1973年12月のある日、14歳で殺害されてしまう。警察の必死の捜査にも関わらず、遺体すら発見されないままスージーは行方不明に、そして失踪事件として扱われる。
いつまでも犯人を見つけられない父親ジャック(マーク・ウォールバーグ)は復讐に走ろうとし、娘を守れなかった母親アビゲイル(レイチェル・ワイズ)はその罪悪感に苛まれ、家を飛び出してしまう。そして2人の孫を励まそうと、祖母リン(スーザン・サランドン)は家事の手伝いをするようになる。そんな家族の状況を、天国なのか地獄なのか、どちらともつかない不思議な世界で見守り続けているスージー。この作品はミステリーではなく、そんなスージーを描いているファンタジーなのである。死ぬことが終わりではない、そんなことを思わせてくれる作品を、スージーを早見沙織さん、ジャックを咲野俊介さん、アビゲイルを甲斐田裕子さん、リンを藤田淑子さんが演じ、皆様の心にメッセージを届けてくれます。
大切な誰かを失くした皆様にも、是非観てほしい作品です。

[作品画像はAmazon.co.jpより]
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